かつては上履きも運動靴もみんなこう呼ばれていました… 「ズック」
「ズック」 とは、元々はオランダ語の doek (布、麻布) を語源とした布製の小物類などの アイテム 全般を指す言葉です。 ただしもっぱら使われるのは布製の靴に対しててでしょう。 より明確にズック靴と呼ぶこともあります。
日本で布製靴が本格的に普及したのは戦後になってからです。 とくに学校で児童・生徒らが履くものについては、1950年代にバレエ用のトウシューズ (つま先立ち (ポワント) をするための靴) を参考に制作され、校舎・体育館などの室内用の 上履き として広く用いられた布靴 (バレーシューズ) や 運動靴 (スニーカー/ グランド靴) からでしょう。 これらは動きやすさや洗いやすさ、簡便な作りで安価など、様々な特徴を持っています。 また地域によっては上履きを中ズック、外履きに用いるスニーカーなどを外ズックと呼んで区別することもあります。
現在はあまり使われない言葉となっており、若い人の間ではなじみのないものになりつつあります。 しかし 昭和 の頃は革靴に対するズックという扱いで、布製靴は全てズックと呼ぶケースも多かったでしょう。 世代によっては上履き=ズックと記憶している人も多いかもしれません。 うっかり使うと出身地がバレたり 年齢バレ の恐れがあるので注意しましょう…。
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