身体にぴったり密着するシンプルなスカート 「タイトスカート」
「タイトスカート」 とは、腰より下を覆う主に女性用の衣服である スカート のうち、タイト (tight/ ぴったり合う) なもの、腰からお尻にかけてフィットし、そのまま裾まで真っすぐに降りるタイプのものを指します。 お尻の幅のまま裾まで伸びるものをストレートスカート、裾にかけて細く絞るタイプのペンシルスカートと分けることもあります。
脹らんだスカート (裾に向けって広がるフレアスカート、中央部分が広がっているバルーンスカート) や、プリーツ (車ひだや箱ひだ) のあるスカート (プリーツスカート) などと対比され、一般的には女性っぽい身体のラインが出やすいシルエットだとして大人向けの扱いがされたり、すっきりとしたシンプルさからビジネス用衣服などでよく用いられます。
長さは ミニ から ロング まで様々で、タイトならではのものとして、裾に切れ込み (スリット) の入ったものが比較的多い傾向があります。 これはフレアやプリーツと異なり裾の部分の余裕が少なく、動きにくくなってしまうのを避ける目的がありますが、このスリットにも女性っぽいお色気や エロチシズム を感じる人は多いようです。
構造がシンプルなだけに素材を選ばないのが特徴で、ミニなどの場合は伸縮性のある素材を選ぶことで、ある程度動きやすさや足さばきを楽にする工夫がされたものもあります。 とくにタイトなものは、1980年代から1990年代にかけて流行した ボディコン などもあります。 一方で SM やボンテージの ジャンル や要素を持つものとして、革製のタイトを好む人がいます。
タイトならではの 「ずり上がり」 とフェチ的要素
他のスカートにはあまり見られない使用上の難しさとして、スカートのずり上り問題があります。 タイトであればあるほど身体に密着し、歩いたりちょっと屈むと裾の部分が少しずつずり上がってきてしまうもので、このあたりは実際にタイトを着用する女性は面倒に感じられる一方、こうした部分に ニッチ な フェチ の 性癖 を持って 愛でる タイプのマニアも少なくありません。
というか、絵描き などの場合、このあたりのディテールをどう表現するかで、その人のこだわり具合が分かったりもします。 イラスト などで描かれる場合は、シワをどう描くかも大きなポイントかも知れません。
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